ジグソーパズルのパッケージより

追悼 「タマモクロス」特集

去る2003年4月10日に亡くなった、
名馬「タマモクロス号」。管理人たれ2の
お気に入りの馬だっただけに、ショックです。(ToT)
哀悼の意味を込め、そのタマモクロスの特集ページを
設けました。


タマモクロスってどんな馬??

タマモクロスは父:シービークロス、
母:グリーンシャトーの父内国産馬。
父シービークロスは後方一気の追い込みを得意とし、
「白い稲妻」「白い刺客」と呼ばれた人気馬。
そうです、この血統は「芦毛」(灰色っぽく、歳を重ねる
ほど白くなる毛色)が多いのです。
デビューしたてしばらくは奮いませんでしたが、
3歳末期より突然頭角を現し、なんと8連勝!!
その内容はGIレース3勝を含む、重賞6連勝と華々しい活躍。
通算18戦9勝、2着3回、3着2回。
総獲得賞金約4億9千万。(当時金額)

歴代フリーハンデ(最強馬ランキングのようなもの)では、
今でも最強馬と謳われる「シンボリルドルフ」の70kgに次ぐ、
68kgで2位にランキングされ、
日本競馬史上に残る名馬の一頭です。
4歳一杯で引退、種牡馬として余生を送っていました。



昭和最後の名勝負 オグリキャップとの芦毛対決!!
競馬ファンならずとも知っている、日本に競馬ブームを巻き起こした「オグリキャップ」。当時、
地方競馬から中央に移籍し、6連勝と圧倒的な強さで古馬とのGIレースに挑戦してきた3歳馬。
そのオグリキャップに土を付けたのが天皇賞(秋)。
1馬身1/4差でオグリキャップを押さえ込んだのです。
続くジャパンカップ。アメリカのペイザバトラーに敗れたものの、2着。
3着にはまたも1馬身1/4差でオグリキャップ。
対オグリキャップ2戦2勝で迎えた、タマモクロス最後のレース、有馬記念。
気性の難しさが顔を出し、レース前は不安がささやかれた上、レースも最後方からの苦しい展開。
オグリキャップに敗れはしたものの、2着に追い込み、現役最強馬の底力を見せました。
このオグリキャップとの3レースはまさに、空前の競馬ブームに火を付けただけでなく、
タマモクロス→オグリキャップ→メジロマックイーンと続く、芦毛馬ブームをも巻き起こしたのです。

     全成績
レース名 距離 馬場 人気 着順 騎手 斤量 タイム 着差 馬体重 2着馬又は1着馬
新馬 2000 2 7 南井 55 2'07'1 1.8 456  
新馬 D1800 2 4 南井 55 1'56'3 0.7 444  
未勝利 D1700 稍重 2 @ 南井 55 1'48'3 446  
400万下 2000 6 中止 南井 55     440  
400万下 D1800 7 6 田原 55 1'55'6 3.0 446  
礼文特別 D2000 7 2 安田富 55 2'07'1 0.2 444  
能登勢特別 D1800 3 3 南井 55 1'55'0 0.3 442  
400万下 D1700 1 3 南井 55 1'47'9 0.6 444  
400万下 2200 5 @ 南井 55 2'16'2 7馬身 440  
藤森特別 2000 稍重 3 @ 松永幹 56 2'03'0 8馬身 442  
鳴尾記念【GII】 2500 稍重 3 @ 南井 53 2'33'0 6馬身 450 メイショウエイカン
金杯【GIII】 2000 稍重 1 @ 南井 56 2'03'7 3/4馬身 452 ハローポイント
阪神大賞典【GII】 3000 稍重 1 @ 南井 56 3'12'1 同着 452 ダイナカーペンター
天皇賞・春【GI】 3200 稍重 1 @ 南井 58 3'21'8 3馬身 448 ランニングフリー
宝塚記念【GI】 2200 稍重 2 @ 南井 56 2'13'2 21/2馬身 444 ニッポーテイオー
天皇賞・秋【GI】 2000 2 @ 南井 58 1'58'8 11/4馬身 452 オグリキャップ
ジャパンカップ【GI】 2400 1 2 南井 57 2'25'6 0.1 450 ペイザバトラー
有馬記念【GI】 2500 1 2 南井 57 2'34'0 0.1 448 オグリキャップ

種牡馬として
正直な話、タマモクロスの後継たる子供はまだ出てきておりません。
しかしながら、中央地方問わず毎年コンスタントに活躍馬を送り出しており、
種牡馬としては成功していると言えるでしょう。
今後、残された子供たちが少しでも走ってくれるよう、応援しております。


ゲーセンの景品です

オグリキャップを破った天皇賞のゼッケン

アップ

上山競馬の産駒フィンガークロス この日は3着

上山競馬の産駒サンライズクロス この日は2着

父タマモクロスと似てます オスですよ

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