メカ生体 ゾイド ZOIDS

動かないモーター駆動ゾイドの直し方
旧ゾイドは発売から30年ほど経過しており、押入れ等から見つかる旧ゾイドはほとんどが電池を入れても動きません。
しかしちょっと待って下さい。ゾイドは1.5〜3V電圧で動いており、普通の遊び方でモーターが焼きついたり、壊れるという事はほぼありません。
動かないゾイドを再び稼動させる方法をしっかり書いておきましょう。

モーターが動かない原因
酸化皮膜によるものです。長年動かしていないモーターは内部のモーターの軸やブラシといった部品の周りに、
空気中の水分やホコリが付着し、電気を通さなくなってしまいます。
これはモーターが壊れているわけではありませんので、酸化皮膜さえ除去してしまえば、電気が通り、モーターが回り出します。

対策その1 高い電圧をかけてやる
乾電池一本1.5V電源のゾイドなら、乾電池二本3Vを流してみましょう。
ホームセンターや模型屋などで電池ボックスを購入し、それを直列繋ぎにして、リード線等でゾイドの端子に当てます。
スイッチをオンにするのを忘れないように。一回で動かなくても繰り返し端子に当ててやれば、モーターは動き出します。
高い電圧をかけてやれば、酸化皮膜を突き破って電気が流れるわけです。
もちろんより高い電圧をかけてやれば成功率は上がりますが、モーターの焼きつきに繋がりますので、動き出したらすぐ止めて下さい。
一回モーターが回ればその後は本来の低い電圧でもモーターは回るようになります。

対策その2 モーターを手で回してやる(物理的に酸化皮膜を除去)
モーターボックスを開けて、モーターを取り出し、モーター軸を手で回します。
これで酸化皮膜が取れ、電気が流れるようになります。
モーターボックスをバラす事になるので、前後のクランクの軸をずらさないよう注意が必要です。



それでもモーターが回らない時
・電池ボックスの端子が電池液漏れ等でサビていないか確認
端子がサビている場合は、サビを取り除きます。マイナスドライバーの先などで、端子の表面を削って磨きます。
わざわざヤスリを使う必要はありません。電池との接触面さえ綺麗にしてやれば電気は通ります。


・電池ボックス内部でリード線の切れや、スイッチ金具のサビを確認
リード線が切れていたら交換が必要です。スイッチ金具のサビは上記のように表面を磨いてやります。
ただ、ここらへんは普通に遊んでいる限りは、問題ない可能性が高いです。





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