ED75形交流電気機関車
・概要
ED75形は国鉄の交流電化用標準機として製造された電気機関車です。通称ナナゴ。
同軸4つのコンパクトな車体が特徴で、製造両数はEF65形同様、300両を超えます。
その用途は、旅客列車牽引から貨物列車牽引まで、多岐に渡りました。
形態は大まかに、一般型、300番台、500番台、700番台、1000番台に分けられますが、
300番台は九州用の数両、500番台は北海道向け試作車1両のみで、もっとも活躍したのは一般型、700番台、1000番台です。
JR化時に大量の廃車が出て以降、近年も大幅に数を減らしており、今や貴重な機関車となっています。
・当鉄道での扱い
地元東北のメイン機関車であり、なじみの深い車両のため、当鉄道でもメイン機関車です。
実車同様、旅客列車から貨物列車まで、幅広く牽引します。
好きな形式のため、「国鉄末期からJR初期」という時代背景を無視し、現在の形態であるJR貨物新更新色も導入。

ED75-757 2006/11導入 KATO 3030 700番台
当鉄道のナナゴ1号機です。
車輪は銀色の従来型です。
700番台は羽越線、奥羽線用に製造されたグループで、ED75形の中でも最もなじみのある車両です。
耐寒耐雪装備が強化されており、屋根上の複雑な機器を内部に収納し、パンタグラフも小型の下枠交差タイプとなっています。
ナンバーは現在も稼動している、757号機を選択しました。

すでに店頭に在庫がなく、通販になんとか残っていたモノを定価で購入しています。
当鉄道では客車牽引がメインとなります。
稼働率は低めです。

ED75-85 2007/03導入 KATO 3029 耐寒型
当鉄道のナナゴ2号機です。
最新のロットで、黒染めローフランジ薄型車輪です。
前面窓上にひさしが付いているのが大きな特徴で、精悍な顔つきが人気です。
ナンバーはつい最近まで残っていた85号機を選択しました。

薄型車輪のため、その分接地面積が狭くなり、レールへの粘着力がありません。
よって、牽引力は一番低いです。
当鉄道では客貨両用で、なんでも牽引するメイン機関車の1両です。

ED75-1001 2007/10導入 KATO 3028 一般型
KATO製ナナゴ3両目です。
動力や車輪は700番台とまったく同じですが、ライト基盤が違っており、ライトの光量が少ないです。
もっとも一般的に知られたナナゴの形態であり、これといった特徴はありません。
ごちゃごちゃした屋根上の機器が交流機ならではです。
1次側のカプラーは、新製品のDE10形に付いてきたコンパクトなナックルカプラーに交換しています。

店頭にはなく、オークションで購入。
稼働率が高く、車輪ゴムをTOMIXのモノに更新してあります。ウチのレールはTOMIX製のため、車輪ゴムもTOMIXの方がいいようです。
客貨両用で、一番のメイン機関車となっています。

ED75-715 2009/01導入 TOMIX 2175 700形
TOMIXから待ちに待ったリニューアル製品が出ました。
スケール的に大き目のKATO製品に比べ、スケールに忠実で、コンパクトです。
また、同じ700番台でもKATO製品が後期タイプなのに対し、こちらは前期タイプです。
フライホイールの効きがものすごく、発進停止時の滑らかさは異常とも言えます。
その他、すべてにおいてKATO製品を上回る出来栄えで、お気に入りの1両です。
ナンバープレートは付属のインレタを使い、715号機としました。

お気に入りなので、お召し機関車並に稼働率は極少です。

EF75-1016 2009/10導入 TOMIX 2105 JR貨物更新機
現在のJR貨物仕様のナナゴで、車体すそに白いラインが入っているタイプ。
中身は上記700番台とまったく同じです。
ナンバーはワタシが初めてデジカメ撮影した1016号機を選択。実車も現在稼動状態にあり、思い入れもひとしおです。

JR貨物機なので、コンテナ列車やタンク列車などの牽引がメインです。
稼働率はソコソコです。

EF75-1028 2009/10導入 TOMIX 2106 JR貨物更新機1028号機
上記製品と同時発売の、1028号機です。
車体側面に「ED75」と大きなレタリングが描かれており、ファンの間では人気の機関車だったのですが、このNゲージ発売前に残念ながら解体されてしまいました。
しかし、皆のレイアウト上では半永久的に現役機です!

購入直後は問題なかったのですが、しばらくして動かなくなるトラブルが発生。
電圧をかけるとショートして、ブレーカーが働く状態で、どこかで+極と-極が接触してしまってたんでしょうが、原因不明。
初期不良という事で、無償で動力ユニット交換となりました。

これからメイン機関車として稼動する予定です。

ED75-1034 2010/03導入 TOMIX 2115 後期型
待ちに待った国鉄仕様のナナゴです。
1000番台は高速列車牽引用に増備されたグループで、貨物列車やブルートレインを牽引しています。
国鉄時代は窓枠のHゴムが白になっています。
モデルはTOMIXの最新製品ですが、中身は上記3モデルと同じです。
ナンバープレートは最終号機である1039号機ではなく、撮影したことのある1034号機を選択しました。

当鉄道ではコンテナ貨車や20系ブルートレインなどを牽引します。

ED75-76 2013/02導入 TOMIX 9135

ED75-83 2020/12導入 TOMIX 7139

ED75-122 2020/12導入 TOMIX 7140

ED75-705 2021/09導入 TOMIX 7156

ED75-758 2021/09導入 TOMIX 7157


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